ハイレゾ・ロスレスことはじめ ~モバイルオーディオを高品質化するDACとバランスイヤホンの世界~
みなさん、こんにちは!テクテクです。
音楽配信サービスなどでハイレゾ・ロスレスの文字を目にしたことはありませんか?
もしかしたら、音楽鑑賞の世界を引き上げるチャンスを逃しているかもしれません。
今回は、この謎を解き高音質でクラシック音楽を聴くことに挑戦したいと思います!
高音質でクラシック音楽を聴くためのアプローチ

スマートフォンとワイヤレスイヤホンで音楽を聴くのが普通だと思っていたのですが、その方法では音楽配信サービスのポテンシャルを最大限に引き出せていないそうです。今回は、3つのコンセプトでこの問題を解決してみたいと思います。
- ポータブルオーディオで実現できる音の最高到達点を知る
オーケストラを聴く上で重視すべき機能と特徴を理解する
自分の音感と予算で手の届くオーディオシステムを選ぶ
理想のポータブル・オーディオ・プレイヤー
デジタル・オーディオ・プレイヤー(DAP)

自分に適したデバイスを探す前にポータブルオーディオの最高到達点がどこにあるか知っておきたいです。この観点からは、フラッグシップDAPであるAstell&Kernの「A&ultima SP4000」が該当しそうです。DAPは音楽再生の全てを単体で完結させることができる機器なのでスマホなどとの接続は不要です。
A&ultima SP4000の主なスペック
発売日:2025年8月16日、価格:約63万円
DACチップ:AKM AK4191EQ ×4 + AK4499EX ×4
対応音源:PCM 最大768kHz/32bit、DSD512
出力端子:3.5mm/4.4mmバランス
連続再生:約10時間
サイズ/重量:85×149.8×19.5mm/約615g
デジタル化で失われた微細な音の響きを独自技術で復元し、解像度の高いサウンドを創り出します。「AK CRADLE」に接続できるため、自宅ではオーディオシステムの中核を構成することも可能です。いつかはこんなデバイスで至高の音を味わってみたい、そんなロマンを抱かせてくれる夢のDAPですね。
商品:Astell&Kern A&ultima SP4000
ウルトラハイのバランス接続対応イヤホン

自分に適したバイスを探す上でイヤホンが実現する音の解像度や制動力の現在地は知りたいところ。この観点では、5つの音域にドライバーを配置したqdcの「EMPEROR」や「CRAVE」が該当しそうです。その中でもカスタムIEMモデルである「EMPEROR-C」は、自分専用イヤホンの頂点かもしれません。
Emperorの主なスペック
発売日:2024年4月27日、価格:約55万円
ドライバー構成:15ドライバー・ハイブリッド設計(1DD+10BA+4EST)
応答周波数:5Hz-70kHz
入力感度:106 dB SPL/mW
インピーダンス:15Ω
外音遮断:26dB
プラグ:3.5mm / 2.5mm / 4.4mm
DAPの性能を余すことなく引き出すためには、高品質なバランス接続対応イヤホンが不可欠です。デジタル処理によるごまかしを排し限界に挑む異常なまでのこだわりは「皇帝」の名にふさわしいです。最高峰の音楽体験を約束してくれるイヤホンと言っても過言ではないですね。ヨダレが出てきました。
商品:qdc EMPEROR
初手のポータブル・オーディオ・プレイヤー
デジタル・アナログ・コンバーター(DAC)

DACには、デバイス直結で高いサウンドを供給するiBasso Audioの「DC-Elite」を選択しました。今回の目的は高音質でクラシック音楽を聴くことなのでワイヤレス接続は早々に諦めました。このDACをiPhoneやMacBookに接続して「Apple Music Classicを聴く」という寸法です。
DC-Eliteの主なスペック
DACチップ:ROHM社 BD34301EKV
対応音源:PCM 最大768kHz/32bit、DSD512
出力端子:3.5mm/4.4mmバランス
同軸デジタル出力:最大768kHz/32bit
4.4mmバランス出力:最大出力4.6Vms、280mW@32Ω
3.5mmシングルエンド出力:最大出力2.28Vms、162mW@32Ω
S/N比:117dB – 121dB、ダイナミックレンジ:115dB – 118dB
サイズ/重量:35×64×14.5mm/約60.5g
バスパワー駆動なのでスマホの電力を持っていかれますが、別々に充電する手間を考えればアリです。有線接続の不便さを少しでも緩和するため、LEPICの「DACポケット LARGE」を併用しています。はじめてのDACでしたが、私でもはっきりと分かるほどの音質の違いがあります。【未定】
ミドルクラスのバランス接続対応イヤホン

イヤホンには、3つの音域で迫力とディティールを両立するDUNUの「DN242」を選択しました。今回の目的は高音質でクラシック音楽を聴くことなのでハイブリッド設計が合うと考えたからです。このイヤホンをDACに接続することでいよいよハイレゾ・ロスレスの世界に足を踏み込みます。
DN242の主なスペック
発売日:2025年11月21日、価格:約5.4万円
ドライバー構成:8ドライバー・ハイブリッド設計(2DD+4BA+2Planar)
応答周波数:5Hz-40kHz
入力感度:110dB/mW(@1kHz), 125dB/Vrms(@1kHz)
インピーダンス:35Ω
外音遮断:非公開
プラグ:3.5mm / 4.4mm
はじめてミドルクラスのイヤホンに手を出しましたが、価格にたがわぬ性能で満足度はとても高いです。オーケストラの音の広がりを感じる上で4.4mmバランス接続対応のイヤホンは必須だと思います。【未定】リケーブルすると音がさらに化けるという話も聞きますので、耳が成長したら試してみたいと思います。
商品:DUNU DN242
まとめ
今回は、モバイルオーディオを高品質化するためのアプローチを紹介しました。
ドングルDACとバランスイヤホンによりクラシック音楽の世界を一段引き上げることができました。また、音についてさまざまな仕組みを知ることができたので、曲の聴き方も少し変わったように思います。これで、クラシック音楽を聴く耳を鍛える「鑑賞トレーニング」にも一歩を踏み出せそうです。
それでは、また~♪
<今回紹介したアイテム>
商品:Astell&Kern A&ultima SP4000(¥693,000)
商品:qdc EMPEROR(¥550,000)
商品:iBasso Audio DC-Elite(¥73,260)
商品:DUNU DN242(¥59,980)
※価格は2026年10月時点のデータ

